書籍化した小説家になろう系作品のレビューblog

小説家になろう経由で書籍化した作品のレビューを書くblogです。主に購入した書籍の中でも気に入った作品を紹介しています。たまに、書籍化していない小説家になろう作品も紹介します。

早いもので、もうすぐ2017年も終わってしまうものですね。
某所では、前年と比べて不作と言われていますが、2017年にスタートした小説でも面白いものは沢山あります!

そこで2071年にスタートした小説家になろうで連載されている小説から、個人的に面白いと思った作品を選んでみました。

年末年始の暇つぶしに、読んでみませんか?

無双系女騎士、なのでくっころは無い

十五人目の王子として生まれ、ロクに領地も権力も金も持っていない王子イェルケルは、とある事件をきっかけに非常識なまでに強力な二人の女騎士と出会った。
ヒロイン無双系です。基本、明るく殺伐と敵を殺していきます。主人公も微無双が可能ですが、やはりヒロインの無双には敵いません。
タイトルからチート女騎士が無双する話かと思っていました。ですが、確かに無双するものの主に体力の限界により、死を覚悟する場面も多々あります。
チートで安心安全の戦闘を楽しむというよりかは、脳筋主人公+ヒロインの死にかけながら無双する話を楽しむという感じでしょうか。なんだか矛盾している表現ですが。

どうにもならない状況からの逆転劇はカタルシスを感じられます。書籍化も決まり、ますます目が離せませんね。

無人島でエルフと共同生活 ~追い出されたおっさんが、美人エルフと一緒にダンジョン経営~

職場を追われ、社会からも追い出された健人は、幸運にも宝くじで10億円に当選した。
これを機に、残りの人生でスローライフを楽しもうと、無人島の1つ購入して移住するが、誰も存在しないはずの無人島で行き倒れを見つけてしまう。

慌てて近寄り顔を観察してみると、耳が尖っているように見えるが……。

エルフとおっさんの共同生活、無人島に出現したダンジョン。
不幸にも現代社会からはじき出されてしまった健人のリベンジが始まる!
エルフと無人島でスローライフを送る生活をすると思っていたら、ダンジョン経営+エルフとのイチャイチャでした。

異世界から訪れたエルフが現代社会に驚き、溶け込んでいく様子を読むのが楽しかった作品です。

願わくばこの手に幸福を

救世の旅に同行を続けるルーギス。
その中で彼の役割は、雑用や夜番。
女達からは疎まれ、冷たい視線を与えられる日々。

だが幼馴染のアリュエノの存在だけが、彼をパーティに繋ぎ止めていた。
例え、彼女が救世者と呼ばれる男に心奪われていたとしても。

失意と惰性の日々。
そんな中に訪れた影は告げる。

「貴様に機会を与えてやろう。全てを塗りつぶし、人生という絵画を描き直す機会を!」
ブラックラグーンという漫画をご存知でしょうか?
主人公の口調があんな感じ中二病ちっくな作品です。

とはいえ、面白いかと言われれば、素直に面白いです。と言えるほど、ストーリー展開にはドキドキしました。

過去に戻った主人公はヒロインを奪い取るのですが、なぜかヒロインがヤンデレ化しています。それも、表面上は普通に見えるし戦闘能力は高いしで、本作品の魅力になっています。

俺と君達のダンジョン戦争

フワッとした感じに書き上げられた、ゆるキャラ達の織り成すほんわかギャグストーリー!
戦闘本能を剥き出す魔物、近代兵器で武装するエルフや獣人、決死の形相で襲い掛かる天使と神、火力主義のロボット軍団。それらを尽く踏み躙るヒロインにドン引きする主人公の話。

目が覚めたら、何の脈絡もなく知らない屋敷にいた主人公。腕には見たこともない機械が取り付けられている。途方に暮れる主人公は、現状打破の唯一の手がかりである機械に表示されるミッションをこなそうとするが……

ヒロイン登場は第六話から。
舞台設定が現代だと思いきや、近未来もしくは現代をベースにしたファンタジー寄りでした。少なくとも歴史は違っていそうです。
とはいえ、基本的にダンジョンの中で戦うストーリーなので、今のところ重要な設定ではありません。

狂ったチート系ヒロインとちょっとずれた理性系主人公のやりとりなどが魅力です。細かいことは気にせず、勢いで呼んでしまうのが本作品の楽しみ方です。

ちなみに、この作品もヤンデレ系です。

紅き血に口づけを ~外れスキルからの逆転人生~

さえない貴族のジルは、15歳の儀式で得た外れスキル≪血液増大≫でヴァンパイアの王女と婚約する。
だがそんなある日、いきなりヴァンパイアの王女から婚約破棄を宣言される。

ショックで寝込んだジルは、目覚めると新しい外れスキル≪血液操作≫を獲得した。
さらに婚約破棄の裏側では、恐るべき陰謀が進んでいた。

ヴァンパイアから逃れるジルは、仲間と共に死の宿命に立ち向かう!
ほろ苦く悩める少年の、鮮血流れる物語です。
男性版婚約破棄ものかなと読んでいたら、戦記ものに近い作品でした(純粋な戦記物とはまた違うのですが)。

婚約破棄されたくせに、未練たらたらな主人公に嫌悪感を持ちましたが、相手側にも事情がありそうです。詳細が分かったら手のひら返しをするかもしれません。

孤高のハンター ~チートだけれどコミュ障にハンターの生活は厳しいです~

神様の気まぐれで呼び出された事で肉体を失ったマコトは、その代わりとして異世界で神の用意した器に収まることになった。

 異世界は剣と魔法、そしてハンターギルドがあり、優秀なハンターは小国の王族にも匹敵する程の価値を持つ世界だった。
 チート機能満載の万能な肉体を得た主人公はこの世界でバラ色の未来を開く事が出来るはず。

 だがしかし、器は変われど精神はそのままであり、マコトのコミュ障まで治る事は無かったのだった。
 チートな肉体を持ちながらコミュ障に苦しむ男は今日も伝説を作ってゆく。
オタクで引っ込み思案+コミュ障な主人公は、人前に出るのを怖がって序盤は街に出ません。
いや、それで話が進むのか?と疑問を覚えながらも読んでいきましたが、意外に何とかなるものですね。

街に出て人と交流し、徐々に人と接するのに慣れていく。そんな成長を感じられる主人公は、読んでいて優しい気持ちになれます。

また存在自体がチートなのに主人公が自覚していないため、勘違い系の要素もある作品です。

異世界国家アルキマイラ ―最弱の王と無双の軍勢―

VRMMOが実用化した近未来、主人公はとあるゲームをプレイ中、突如としてゲームによく似た世界に転移させられてしまう。

 そのゲームとは『国家運営系戦略SLG』であり、人間の王が『魔物の国民』を率いているというコンセプトがあった。

 唐突に自我を持ったNPCの魔物達。
 彼らは異世界の脅威などものともしない、絶大な戦闘力を有していた。
 しかし一方で、彼らを従える主人公は、戦闘力が皆無な『最弱の王』だったのだ。

 これはゴブリンにすら勝てない最弱の主人公が、軍事大国の独裁者として魔物達を従え、時に苦悩し、時にやらかし、時に少女らを助けながら、異世界を生き抜いていく物語。
2017年にスタートした最も面白い作品と言われたらオススメする作品です。 感想は[感想]異世界国家アルキマイラ ―最弱の王と無双の軍勢―に書いていますが、オーバーロードが好きな人であれば、満足できると思います。

流星の山田君 ―PRINCE OF SHOOTING STAR―

 何処にでも居る社会人、山田一郎は不治の病に冒されてしまい、まだ未完成のコールドスリープ治療へと入った。彼が眠っている間、地球は発達したAIが戦争をはじめ、壊滅状態に。

 それから、長い年月が過ぎた――《最優先保護対象:ヒトを発見》

 一郎は万能の願望器に取り込まれ、何処までも続く、深い階層によって作られた異世界へと飛ばされてしまう。脳内に響く不思議な声に、彼はあつかましく願った。
 来世では頑丈な体にしてくれ、イケメンにしてくれ、石油王()にしてくれ……!
 その結果、彼は天下無敵の「流星の王子様」となって目を覚ます。
連載開始から直後から書籍化の打診があったそうです。 魔王様、リトライ!を執筆されている方で、主人公がチート+部下召喚など作風(展開)が似ています。

ですので、上記作品が好きな人であれば、間違いなく満足できるのではないでしょうか。

異世界国家アルキマイラ ―最弱の王と無双の軍勢―

 
VRMMOが実用化した近未来、主人公はとあるゲームをプレイ中、突如としてゲームによく似た世界に転移させられてしまう。

そのゲームとは『国家運営系戦略SLG』であり、人間の王が『魔物の国民』を率いているというコンセプトがあった。

唐突に自我を持ったNPCの魔物達。
彼らは異世界の脅威などものともしない、絶大な戦闘力を有していた。
しかし一方で、彼らを従える主人公は、戦闘力が皆無な『最弱の王』だったのだ。

これはゴブリンにすら勝てない最弱の主人公が、軍事大国の独裁者として魔物達を従え、時に苦悩し、時にやらかし、時に少女らを助けながら、異世界を生き抜いていく物語。
〝最弱の王と無双の軍勢〟による――異世界譚である。 
ネットゲームで最強の国を作り上げ、そして、異世界に転移する話です。
やや勘違いしながらも部下が主人公に心酔する設定などはオーバーロードに似ていますが、アインズ・ウール・ゴウン様と違い、主人公は戦う力を持ちません。

その弱さは、モブ敵に殺されるほどです。また反乱という設定も面白く、非力な主人公が強力な部下に嫌われないように内心はビクビク、表面上は王としてふさわしい振る舞いをします。このギャップ……いや苦悩が、この作品の良いポイントです。
また人の心を失っていないため、理想と現実に翻弄される主人公に共感でき感情移入しやすいのも個人的にはポイントが高いです。

ポイントもガツガツと稼いでいるみたいですし、書籍化待った無しの良作です。

フレイム王国興亡記

通勤途上で買ったコーヒー片手に、気付いたら異世界トリップしていました。 『えっと……私、別に勇者でもなんでもないんですけど……』  ただのリーマンだった主人公、『松代浩太』がトリップした先は中世ヨーロッパ『風』の異世界! 魔王は不在、悪の帝国は開店休業、宇宙の法則を乱す憎いアンチクショウはモノガタリの中の人。そんな平和な大陸、『オルケナ大陸』で、浩太に忍び寄る魔の手……そう、赤字国債! 暴落する株価、通貨崩壊と共に起こる債務不履行の嵐、デリバティブの失敗に、保守本流の元老・元勲達による狡いイヤガラセ、さらには飢饉や戦争まで。魔王以上の強敵に、持ち前の知恵と勇気で立ち向かえ、浩太!
魔法はなく、剣で戦うこともない。そんな異世界に召喚され、美女と一緒に経済を立て直すお話です。 主人公は銀行マンということもあり、金融系の知識を活用して活躍するので、小説を読んでいたらいつのまにか金融の知識が少しだけ身についたりします。

もちろん小説を読んで手に入る知識など小さいものですが、興味を持つきっかけにはなるかなと思います。

異世界コンサル株式会社

「もう、冒険者やめた方がいいんじゃないですか。」

解雇からはじまる、駆け出し冒険者支援の物語。
チートなし。地味な展開がつづきます。

最初は個人でコンサル。後で事業家として支援していきます。
新規事業を立ち上げる際は、いろいろなトラブルが発生します。予想できることから、予想だにしなかったことまで。
そんな新規事業にまつわるトラブルを小説という形で、読者にわかりやすく伝えるのがこの作品。

ファンタジー世界を舞台にしたケーススタディだと思って読むと、現実の仕事でも活用できそうな話が結構ありますよ。

獣医さんのお仕事in異世界

小説版

コミック版
主人公の青年・風見心悟は、家畜保健衛生所に勤務する、いわゆる公務員獣医師。風見はある日突然、異世界に召喚され、彼を召喚した王子様から、この世界の人々を救ってほしいと頼まれる。そこは、魔法あり・魔物ありのファンタジー世界。文明も医学も未発達なため、疫病や災害で多くの命が失われている。……救える命を守らずして何が獣医だろうか。どことなく頼りなさげな風見だが、異世界の実情を知り、できる限りのことをしようと心に誓う――。シリアスあり、ほのぼのありの大人気小説、待望のコミカライズ!!
著者が獣医で、主人公も獣医。
異世界の病気を治療したり外科手術したりと、獣医の設定を遺憾なく発揮して主人公は活躍します。
さらに著者が獣医ということで、ファンタジー要素を入れつつもリアリティがあります。

獣医さんがどういった気持ちで患者と接しているのか、この小説を読んでいると分かるかもしれません。

異世界薬局

小説版

コミック版
研究一筋だった日本の若き薬学者は、過労死をして中世ヨーロッパ風異世界に転生してしまう。
高名な宮廷薬師を父に持つ十歳の薬師見習いの少年として転生した彼は、疾患透視能力、物質創造と物質消去能力などの人外のスキルを得ていた。
そこは怪しげな医療行為が行われ、庶民には効果のある薬が手に入らない社会。
彼はときの皇帝に認められ、街の一角に薬局を開く。
世に蔓延るまやかしを払拭し、現代薬学に根差した真に効果のある薬を、庶民の手に届けるために。
これは、創薬チートの薬師の少年が前世の現代薬学知識を駆使し、異世界人を助けながら、今度は頑張りすぎず新たな人生を送る物語。
医療関係者、専門家などのチェックが入っている、異色の作品。
無垢な少年少女が小説を読んで医学関係を目指す。
そんな作品になりそうだなと思いました。

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