小説家になろうには数多くの作品が日々投稿されていますが、その作品の多くは途中で書くのをやめてしまったものもあり、完結する作品はごくわずかです。

そんな完結作品のなかでもさらに、面白いものは少ない……。
そこで今回は、完結作かつ、個人的に面白いとおもった作品をご紹介したいと思います。

レジェンド!累計ランキング上位の完結作

無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうやら異世界に転生したらしい。

言わずと知れた有名作。膨大な魔力を持ちつつも最強ではない主人公と魅力的な3人のヒロイン。シリアスとギャグのバランスが良く、またダレることなくストーリーが展開するので読んでいて飽きません。まだ読んだことがない人がいたら、迷わずオススメします。

なお、コミカライズ化されているので文字読むの面倒という人はコミックから入ってみませんか。

八男って、それはないでしょう!

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男という、存在意義さえ怪しい子供に憑依した彼は、幸いにも魔法の才能があったので早くに自立しようと我が道を進む。

魔力チート、ハーレム、貴族、成り上がり、異世界転生……最近の小説家になろうのテンプレの大元となったといっても過言ではないこの作品。2017年3月に無事完結しました。八男って、それはないでしょう! みそっかすで外伝的な話が続いています。

こ作品は中盤までは文句なく面白かったんですが、後半が少しダラダラしすぎたせいで評価が少し落ちています。小説家になろうのテンプレを学びたいのであれば、押さえておきたい作品です。

こちらもコミカライズ化しているので、絵で楽しみたい方はこちらもどうぞ。

転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!などと言いながらも、日々を楽しくスライムライフ。

人外転生で有名なのが「転生したらスライムだった件」。魔物の世界を建国するといった人外転生の一つのテンプレを作り出した作品です。

人類を蹂躙するのではなく、共生するために国を作り戦うので無駄に暗くなることはありません。
こちらもコミカライズ化されています。

ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯の鍛治職だった。最弱の彼は、クラスメイトにより奈落の底に落とされる。

クラス転移+復讐ものの有名作。序盤で主人公の見た目と性格が豹変します。これについていけるか、いけないか。この作品を評価する上で大事なポイントです。序盤で判断できるので、試しに読んでみてはどうでしょうか。

累計のランキング入りしているのでこちらもコミカライズ化されています。

ハイファンタジー系の完結作

人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔物の気持ちもよくわかる。おかげで周囲からは知勇兼備の名将だと思われているが、実際は苦労の連続だ。
やたらと暴力に訴えがちな魔物たちを従え、すぐに文句を言う人間たちも何とかして、彼は今日も魔王軍の中堅幹部として頑張る。
内政、戦争、恋愛がバランスよくあり、さらに勘違いの要素もあるなど欲張りな作品です。
元人間と現魔物としてどうやって生きていくか、ちゃんと考えられています。安定した作品を読みたいのであれば、こちらがおすすめですね。

こちらはコミック版です。

From The Earth ~地球から来た剣闘士~

「例え何十年かかってでも、必ずお前を殺してやる」復讐を誓った男が送る、ハードファンタジー冒険活劇。
 日本生まれの日本育ち。魔法はもちろん使えない。特殊な技能は一切無し。右手に持つは一振りの剣。領地経営、戦争までを、あらゆる手段で敵を討つ。背中を守るは獣人族。猫族、熊族、鷹族ときて、果ては蛇から土竜まで。

2013年に完結した少し古い作品ですが、ストーリーのテンポもよくドロドロしすぎてません。いつ書籍化しても不思議ではない作品です。

ちなみにこの作者は、書籍化したSF作品の僕と彼女と実弾兵器(アンティーク)を連載しています。更新頻度は低めですが、面白い作品なので、SFかぁと嫌がらずに読んでみてください!人口AIのヒロインかわいいですよ。

転生!異世界より愛をこめて

そういうものがあっちから訪れる訳がないということに気付くんです。ああ、なぜもっと早く気づかなかったんだろう、だけどそれに気づいた俺が歓喜してる暇なんてない。すぐさま行動に移しましたとも。そしたらね、死んじゃいました(笑)   俺、転生。

序盤から中盤までは過激なパロディネタのオンパレードでコメディたっちです。ですが、後半は一気にシリアスな雰囲気になり「え?同じ作品だよね?」と疑いたくなるような展開でした。

頻繁に出てくるパロディネタが許せるのであればオススメできる作品です。

黒姫の魔導書

帰り道の交通事故にて死んだ杜人(もりひと)は、次に目覚めた時なぜか異世界の魔導書に宿っていた。そこから数奇な運命を辿り、使い手となる落ちこぼれの少女、レネと出会う。そして杜人はレネと約束を交わし、夢の実現に向けて走り始めた。

ダメな女の子たちが魔導書と一緒に努力をして才能を開花させるお話。
全体的によくまとまっているうえに、ハッピーエンドが約束されたこの作品はライトノベルが好きな人なら迷わずオススメできます。完結して1年以上経過しているので、そろそろ次の作品を書いてくれないかなぁと磯かに思っています。

セブンス

ライエル・ウォルトは伯爵家であるウォルト家の嫡子であった。
だが、完璧である妹のセレス・ウォルトとの勝負に負けて廃嫡。完膚なきまでに打ちのめされ、心を折られた状態で家を追い出されてしまう。
そんなライエルが家を出る前に手に入れたのは【青い宝玉】だった。宝玉には歴代当主たちの【スキル】そして【本人たちの生前の記憶】が保管されていた。

この作品の魅力を一言で表すのであれば「ヒドイン」。主人公が強くなるまでは単調でつまらない、イライラすると感じる人もいるかもしれませんが、中盤以降はヒロインが増えるにつれて魅力が増す作品です。
とくに癖のあるヒロイン同士のバトル、主人公の成長。見逃せないシーンが沢山あります。ちなみにヒドインを堪能したいのであれば、幻想と現実のパンドラもオススメです。

また、ドラグーン(完結済み)脇役勇者は光り輝く(完結済み)など他の作品も書籍化している有名な作者の一人です。

転職の神殿を開きました

 生まれ持ったジョブに人生を左右される世界。そんな異世界に召喚された森本要には「人を転職させる」能力があった。彼は生活費を稼ぐため転職屋を始めるが、その能力を狙って貴族や教会が動き出す……。

世界で2人しかもっていないジョブチェンジの能力を中心にストーリーが展開する作品です。ハーレム要素なし、ハッピーエンドといった番人受けうるタイプの作品なので、なんでもいいからファンタジー作品を読みたいと思っている人にオススメします。

ほのぼの・甘い恋愛系の完結作

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし

陽気な名ばかり貴族と、元軍人の年上妻の仮契約で結ばれた夫婦の雪国暮らし。身を切るような寒さの中で狩りをしたり、仕留めた獲物の解体作業をしたり、暖炉の火で料理をしたり。毎日の生活は穏やかに過ぎていく。そんな二人の日常を綴ったほのぼの恋愛物語。

あまり恋愛ものの作品は読まないのですが、これは別です。雪に閉ざされる国に住む妖精のような見た目の主人公と男らし妻の心温まるストーリーです。

思春期の燃えるような恋愛ではなく、生活と密着した大人の恋愛に飢えている人には、男女関係なくオススメです。

10年ごしの引きニートを辞めて外出したら自宅ごと異世界に転移してた

【本編完結済み】北条雄二、30才、無職、引きこもり歴10年。両親の死をきっかけに引きこもり脱却を決意し、家の外に出る。が、そこは見覚えのない景色とファンタジー生物が闊歩する異世界だった。これは家ごと異世界に来てしまった青年が、なぜか繋がるライフラインとネットを頼りに、愛犬コタローとともにわりとのんびり暮らしていく物語。

基本ほのぼの生活、たまに冒険。ゆるいファンタジーものが読みたいのであればオススメです。異世界転移した主人公だけではなく、元の世界に残った妹や掲示板の住民などにもスポットライトがあたり、ヒューマンドラマの側面もあります。

もちろん、ハッピーエンドなのでほのぼの+明るい話が好きな人は読んで損はないと思います。

また、書籍版はヒロインが一人増えています。もしかして、ハーレムルートになるのかな?

ダンジョン系の完結作

蝕む黒の霧

『人間を辞めてもらうから。』「ハイイイイイイイイイイイィィィィィィィィ!!? そして俺は人から魔王になって迷宮を作ることになった。  ※よくあるようなダンジョン経営物になる・・・かも? 後、不定期連載になるかもしれません。

最近よくある現実世界にダンジョンが出現する系作品で、有名な作品といえばこれじゃないでしょうか。ただし、ダンジョンを攻略するのではなく、魔王として世界を蹂躙する側ですが。人類の敵として活動するので、ぼかされていますがエログロといった表現もあります。

ロボット系の完結作

終焉機ヴィクティム

荒廃した地上。うごめく宇宙から飛来した機械生命体ASID。奇病に侵され残されたたった三人の男性と十万人の女性が空に逃れた世界。 目を覚ましたらそんな世界の地下、古代兵器の中で目覚めた少年柏木誠。

男女比が偏った世界……こう表現すると「あべこべ」系の作品を思い出す人がいるかもしれませんが、この作品は違います。ガチガチのロボットものです。

終末感ただよう世界ですが、そんな世界で必死に生きようとしている主人公たちには非常に好感が持てます。ロボットものではありませんが、「 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(角川スニーカー文庫)」に雰囲気が似ているような気がしました。 番人受けしませんが、ロボット+終末が好きな人にはオススメです。