異世界国家アルキマイラ ―最弱の王と無双の軍勢―

 
VRMMOが実用化した近未来、主人公はとあるゲームをプレイ中、突如としてゲームによく似た世界に転移させられてしまう。

そのゲームとは『国家運営系戦略SLG』であり、人間の王が『魔物の国民』を率いているというコンセプトがあった。

唐突に自我を持ったNPCの魔物達。
彼らは異世界の脅威などものともしない、絶大な戦闘力を有していた。
しかし一方で、彼らを従える主人公は、戦闘力が皆無な『最弱の王』だったのだ。

これはゴブリンにすら勝てない最弱の主人公が、軍事大国の独裁者として魔物達を従え、時に苦悩し、時にやらかし、時に少女らを助けながら、異世界を生き抜いていく物語。
〝最弱の王と無双の軍勢〟による――異世界譚である。 
ネットゲームで最強の国を作り上げ、そして、異世界に転移する話です。
やや勘違いしながらも部下が主人公に心酔する設定などはオーバーロードに似ていますが、アインズ・ウール・ゴウン様と違い、主人公は戦う力を持ちません。

その弱さは、モブ敵に殺されるほどです。また反乱という設定も面白く、非力な主人公が強力な部下に嫌われないように内心はビクビク、表面上は王としてふさわしい振る舞いをします。このギャップ……いや苦悩が、この作品の良いポイントです。
また人の心を失っていないため、理想と現実に翻弄される主人公に共感でき感情移入しやすいのも個人的にはポイントが高いです。

ポイントもガツガツと稼いでいるみたいですし、書籍化待った無しの良作です。